令和4年1月 第333回

1.開催日時 書面にて
2.開催場所 書面にて
3.会議概要 放送事情/番組試聴
4.回答委員 笠原委員長、土屋恭子副委員長、百瀬委員、松沢委員、菊池委員、仁科委員

<議事の概要>

まず初めに事務局から、最近のFM長野の活動状況について報告。
 
番組に関しては、1月3日(月)放送のサーキットデザインニューイヤースペシャル「ED SHEERAN Perfect」や
1月22日(土)放送の「GO OUT!NAGANO ~WINTER~」など、特別番組について概要を報告。
またウィンターシーズンの期間限定番組「NAGANO ゲレソン TOP 100」についても概要を報告。
そのほかに「Oasis 79.7」内の「白馬五竜アルプス平通信」、
「MAGIC HOUR」内の「まちのめがね研究所」、「能生サイドゲーム」など
期間限定コーナーについても概要を報告。

<<番組試聴>>
「ゲレソン TOP100」(12月25日~1月8日放送分)
 
■ゲレンデに流れるアップテンポな曲を続けざまにオンエアすることで、
スキー場の臨場感とスキーの爽快さを再認識させてくれ、
スキーに行きたい気持ちを高めてくれる。
FM長野特設サイトの100曲に及ぶプレイリストからのリクエストで構成され、
最終的にベストテンを発表というプログラムは、リスナーの興味をそそるものである。
スキーは体感してこそ魅力にはまるスポーツなので、未体験者をスキー場に足を運ばせるアイデアが必要と思われる。
 
■土曜日の朝ゲレンデに向かうドライブのお供にという信州の冬を盛り上げる番組のコンセプトは、
従来にありがちな漠然としたイメージより絞られていて良かったと思える。
パーソナリティの細貝恵美さんの喋りは滑らかで
リスナーからのメールを読む時とそうでない時の喋り方の変化のメリハリがリズミカルだった。
 
■細貝恵美さんの明るい声が番組全体の空気感を上手に創り出し、土曜日の朝のワクワク感を盛り上げてくれている。
リスナーからのリクエストとメッセージに共感性もあり、構成はコンセプトに沿っていると感じた。一人で楽しむ音楽ではなく、
ラジオを通じて皆で楽しむ音楽である感覚が良かった。
若年層も視野に入れているとしたら、選曲は工夫の余地はありそうだと感じる。
ターゲット層はスキーが流行っていた頃の年代層なのかと感じた。
 
■ゲレンデソングをテーマにした番組はスノーリゾート信州ならではの特長が出せる良い企画だと思う。
放送が土曜日の朝で、県外から長野県のスキー場に車で移動中のリスナーにアプローチができるのも良い。
出演の細貝さんも含めて番組全体が明るい雰囲気になっていて、スキー場に行きたいという気持ちを喚起してくれると思える。
 
■ゲレンデで聴きたい・行きたくなる曲という番組のコンセプトが明確で、
また細貝恵美さんのアップテンポな進行としゃべり、選曲も非常によくマッチしている。
ただ、スキー・スノーボードなどウインタースポーツの振興というテーマから考えると
「アップテンポ・テンションを上げる」という昔ながらの若者のレジャースタイルにのみ焦点を絞った
コンセプトで押し切ってしまうことに若干の不安も感じる。
広い年齢層を発掘するこれまでにないアプローチも期待する。

■特にスキーを愛した層を中心にゲレンデの臨場感を運び、感じさせてくれる、とても良い企画だと感じた。
ゲレソンTOP100という設定は効果的で良いアイデアだ。
若年から壮年の各年代に向けた曲がかかり良心的に思え好印象だった。

番組審議会の議事内容は1月30日(日)23:55~24:00「サンデー・シャワー」で放送。